ボードゲームのコマ制作、外注vs自作どっちがお得?|時間・コスト・品質を比較

「ボードゲームのコマ、自分で作った方が安く済むんじゃない?」
同人ボードゲームを制作する際、多くの作家が一度は考えることです。
しかし、本当に自作の方がお得なのでしょうか?
この記事では、自作と外注を時間・コスト・品質の観点から徹底比較し、あなたに最適な選択肢を提案します。
- 自作と外注の総コスト比較(時間を含む)
- 自作の隠れたコスト
- 品質・均一性の違い
- あなたに最適な選択肢
自作の方法と必要なもの
まず、自作する場合の選択肢を整理しましょう。
自作方法1:樹脂粘土で手作り
必要なもの:
- 樹脂粘土:1,000円〜2,000円
- 焼成用オーブン(家庭用で可)
- 塗料・ニス:1,000円〜3,000円
製作時間: 100個で50〜100時間(成形 + 焼成 + 塗装)
自作方法2:既製品を購入して改造・塗装
必要なもの:
- 既製品コマ:50円〜200円/個
- アクリル塗料:500円〜1,500円/色
- 筆・道具:1,000円〜3,000円
製作時間: 100個で15〜30時間(塗装 + 乾燥待ち)
外注の場合:3Dプリント業者
必要なもの:
- 完成したデジタルイラストデータ(PNG、JPG等)
- 発注費用のみ
あなたの作業時間: 約1時間(見積もり依頼 + デザイン確認)
費用(100個の場合): 10,000円〜
総コスト比較:時間を「お金」に換算すると?
ここで重要なのが、「時間もコスト」という視点です。
あなたの時間を時給1,000円と仮定して計算してみましょう。
方法 | 材料費・外注費 | 作業時間 | 時間コスト (時給1,000円) |
総コスト |
---|---|---|---|---|
自作1:家庭用3Dプリンター | 初期投資50,000円 + 材料費1,000円 |
40時間 | 40,000円 | 91,000円 |
自作2:樹脂粘土 | 3,000円 | 80時間 | 80,000円 | 83,000円 |
自作3:既製品改造 | 8,000円 | 25時間 | 25,000円 | 33,000円 |
外注:3Dプリント業者 | 10,000円 | 1時間 | 1,000円 | 11,000円 |
結論:外注が圧倒的に安い!
時間コストを含めると、外注は自作の1/3〜1/8のコストです。
- 失敗コスト: 初心者は50%以上が失敗する(材料の無駄)
- 学習時間: 3Dモデリング習得に20〜50時間
- 機材メンテナンス: 3Dプリンターの調整・修理
- 品質のバラつき: 手作業では均一性が保てない
品質・均一性の比較
自作の品質
メリット:
- 完全に自分の手で作る満足感
- 試作・プロトタイプには最適
- 少量(5〜10個)なら手軽
デメリット:
- 100個全てを均一に作るのは困難
- 手作業のため、サイズ・色にバラつきが出る
- プレイヤーから「手作り感が強すぎる」と指摘されることも
- 細かいディテールの再現が難しい
外注の品質
メリット:
- 全て同じサイズ・形状で製作される
- 精密な造形(0.2mm単位)
- 色のバラつきがない
- デザイン修正2回まで無料(業者による)
- 不良品は交換対応
デメリット:
- 「自分の手で作った」という満足感は得られない
自作が向いている人、外注が向いている人
✅ 自作が向いている人
- プロトタイプ段階: まだデザインが確定していない
- 超少量(5〜10個): テストプレイ用に数個だけ作りたい
- 趣味として楽しみたい: 製作過程自体を楽しみたい
- 時間に余裕がある: 100時間以上かけても問題ない
- すでに機材を持っている: 3Dプリンターを既に所有
✅ 外注が向いている人
- 本番用(100個以上): ゲームマーケット出展用
- 時間を節約したい: ゲームデザインに集中したい
- 品質の均一性を重視: 全て同じクオリティで揃えたい
- コストを抑えたい: 時間コスト含めて最安を求める
- デザインが確定している: もう変更しない
実際の選択例:先輩作家の声
Aさん(ファンタジーゲーム制作):
「最初は自分で3Dプリンターを買って作ろうとしましたが、失敗続きで心が折れました…。
結局、外注に切り替えたら2週間で完璧なコマが届いて、時間もコストも節約できました。
もっと早く外注すればよかった!」
Bさん(抽象戦略ゲーム制作):
「プロトタイプ段階では樹脂粘土で自作しました。10個程度なら手作りが早いです。
でも本番用の100個は外注。自作では品質のバラつきが出てしまうので。」
おすすめの戦略:ハイブリッド方式
最もおすすめなのは、「プロトタイプは自作、本番は外注」というハイブリッド方式です。
ステップ1:プロトタイプは自作(5〜10個)
- 樹脂粘土や既製品改造で少量制作
- テストプレイで遊びやすさを確認
- デザインを確定させる
ステップ2:本番用は外注(100個〜)
- 確定したデザインで外注発注
- 均一な品質で大量製作
- 時間を節約し、ゲームデザインに集中
まとめ:本番用は外注がベスト
結論:ゲームマーケット出展用(100個以上)なら、外注が圧倒的にお得
外注のメリット:
- ✅ 総コストが自作の1/3〜1/8
- ✅ 作業時間はわずか1時間
- ✅ 品質が均一で安定
- ✅ デザイン修正2回まで無料
- ✅ 失敗のリスクがない
あなたの時間は貴重です。
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