ゲームマーケット初出展、コマは何個作るべき?|発注数の決め方
「ゲームマーケットに初出展するけど、コマは何個作ればいいの?」
これは、同人ボードゲーム作家が必ず直面する悩みです。
多く作りすぎると在庫リスクが高まり、少なすぎると売り切れで機会損失…。
この記事では、先輩作家の実例をもとに、初出展時の最適な発注数と戦略を解説します。
- ゲームマーケット初出展の平均販売数
- 先輩作家の発注実例3パターン
- 在庫リスクを抑える段階的発注戦略
- 1ゲームあたりのコマ必要数の計算方法
ゲームマーケット初出展の平均販売数
まず、現実的な数字を知っておきましょう。
ゲームマーケット初出展サークルの平均販売数:
- 10〜30部(知名度なし・宣伝なしの場合)
- 30〜50部(SNSで事前告知・テストプレイ会実施)
- 50〜100部(SNS活発・評判が広がった場合)
- 100部以上(大手サークル・話題作・リピーター向け)
これはゲーム本体の販売数なので、1ゲームに必要なコマの個数をかけ算する必要があります。
1ゲームあたりのコマ必要数を計算しよう
例えば、あなたのゲームが以下のような構成だとします:
- プレイヤーコマ(4色×各5個)= 20個
- モンスターコマ(1種類×10個)= 10個
- リソーストークン(3種類×各8個)= 24個
合計:1ゲームあたり54個のコマが必要
もし30ゲーム分を用意するなら:
54個 × 30 = 1,620個
ただし、実際には予備を10%程度見ておくのが安全です。
製造時の不良や紛失を考慮すると:
1,620個 × 1.1 = 1,782個 → 約1,800個
先輩作家の発注実例3パターン
【実例1】慎重派:まずは10ゲーム分から
Aさん(ファンタジーRPG系・初出展)
「初めてだし、売れるか不安だったので、まず10ゲーム分(約540個)を発注しました。」
結果: 当日8ゲーム完売。残り2ゲーム分の在庫。
「もっと作っておけばよかった!」という後悔はあるものの、在庫リスクは最小限。
次回は追加で20ゲーム分を発注予定。
コスト: 約8,000円(540個、単色3Dプリント)
【実例2】標準派:20〜30ゲーム分を用意
Bさん(抽象戦略ゲーム・2回目の出展)
「SNSで事前告知をしっかりやったので、30ゲーム分(約1,500個)を発注しました。」
結果: 当日25ゲーム完売。残り5ゲーム分は通販で完売。
「ちょうどいい量だった。予備があると安心」
コスト: 約20,000円(1,500個、2色3Dプリント)
【実例3】攻めの派:50ゲーム分+追加発注の2段階戦略
Cさん(協力型ゲーム・テストプレイ会で好評)
「テストプレイ会で評判が良かったので、初回50ゲーム分(約2,500個)を発注。
さらに、当日の反応を見て追加発注できるよう、事前にデザインを確定させておきました。」
結果: 当日40ゲーム完売。残り10ゲーム分を通販で完売。
好評だったので、2週間後に追加100ゲーム分を発注。
コスト: 初回30,000円 + 追加50,000円
おすすめの発注戦略:段階的発注
初出展で最もリスクが低いのは、「段階的発注」です。
ステップ1:初回は20〜30ゲーム分を発注
まず、現実的な販売予測である20〜30ゲーム分(1,000〜1,500個程度)を発注します。
メリット:
- 在庫リスクが低い(初期費用1〜2万円程度)
- 完売しても「次回入荷予定あり」と告知できる
- 通販で残りを売れば在庫ゼロにできる
ステップ2:反応を見て追加発注
ゲームマーケットで好評だった場合、すぐに追加発注します。
追加発注のポイント:
- 初回デザイン確定時に、追加発注も可能と確認しておく
- 50個単位で追加できる業者を選ぶ(PROCASE STOREは50個単位で対応)
- 通販・次回イベント用に50〜100ゲーム分を追加
ステップ3:人気が確定したら大量発注
複数回のイベントで安定して売れることが確認できたら、コストを下げるために大量発注を検討します。
発注数を決める5つのチェックポイント
X(Twitter)やInstagramで事前告知できるフォロワーがいるか?
フォロワー100人以上 → 30ゲーム分
フォロワー500人以上 → 50ゲーム分
事前にテストプレイ会を開催して評判を確認したか?
好評なら30〜50ゲーム分を用意
初期投資できる金額はいくらか?
1万円 → 10〜15ゲーム分
2万円 → 20〜30ゲーム分
3万円 → 40〜50ゲーム分
自宅に在庫を保管できるスペースはあるか?
スペースが限られているなら少なめに発注
業者が小ロット追加発注に対応しているか?
対応可能なら初回は少なめでOK
まとめ:初出展なら20〜30ゲーム分がベスト
結論:ゲームマーケット初出展なら、20〜30ゲーム分(1,000〜1,500個)を発注するのが最もバランスが良いです。
理由:
- 初回平均販売数(30部程度)をカバーできる
- 在庫リスクが低い(1〜2万円の投資)
- 完売しても追加発注で対応可能
- 通販で残りを売れば在庫ゼロにできる
そして、50個単位で追加発注できる業者を選ぶことが成功の鍵です。
100個から、50個単位で追加発注可能
PROCASE STOREなら、段階的発注に最適。
まずは20〜30ゲーム分から始めて、
人気が出たら50個単位で追加できます。
✅ 100個10,000円〜
✅ 50個単位で追加発注OK
✅ デザイン修正2回無料